静原認(AM 24:00 所属)
ペンネーム:静原認
所属サークル:AM 24:00
初めまして、静原認(しずはらみとむ)です。
このページを見てくださった方々に、まずはお礼申し上げます。
『私個人にとって小説とは何か』という、多少なり心を前衛的にさせる内容をテーマとして、自己紹介とさせていただきます。
かつて、私は神々より命を受け、とある世界を断絶していました。留まり続けて進行をやめない、殺戮を繰り返す無数の軍隊。疲弊した弱き者を守るために私ができたのは、広大な大地ごと切り裂き破壊すること。しかし、地中に穿たれた深淵の闇が、地上に這い出て襲ってくるようで、まるで黒いオーロラに見えました。
人を超越せんばかりの例えをもって、実は単なるプライバシー保護のために、詳細の方は割愛させていただきます。
ただ、十年近く前に、私にはどうしようもなくもがいていた時期があったのです。
それを満たしてくれたのが小説というエネルギーであり、それは潤いだけでなく活力として、私を外の動きへと繋げてくれました。精神的に背中を押すというよりは、英知がここに居てくれた感じでしょうか。加えて、私も特定のエネルギーが作れるようになったのか、後に小説を書くようになりました。
小説を書きたい。小説家になりたい。世界を作りたいというよりは、傍にいてくれる人を探しているような気がします。深堀りし、想像し、調べ、考え抜いて、少しでもいると実感できるように。
しかし、私は主人公ではありませんでした。常人がもてる心、常人がもてる体力。一極集中していない目的と行動理由がそばにあり、目の前の欲求に寄り道する。当たり前のように、日々揺ぎながら歩くのが私であり、時には小説を書く意味に迷うことすらあります。つまるところ、すべてを費やすほどの生きがいではない。
成すべきこと、やりたいことがないのは、自由なのだと言えました。
そして、だというのに、どこへでも道を選べるその中で、十年近い間ずっと執筆をしているという面白さ。
私にとって小説というのは、根幹なのか部位なのかは分からず、これからも変化し得るもの。そして、曖昧なくせに、決して切っては切り離せないものです。
だからこそ、こうして機会をいただき、話をさせていただく今があります。
ぜひ、皆さんの物語を読ませていただきたいです。
私の小説への想いと共に、皆さんの物語に込められた力を知りたいです。
私が所属しているサークル『AM24:00』のメンバー共々、どうぞよろしくお願いいたします。
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・サークルTwitter:https://twitter.com/AM24002
・2021年5月16日文学フリマ東京「エ-31」にて
お待ちしています!
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