ある日、骨壷を受け取った
第三十二回文学フリマ東京で頒布予定です。
あらすじ
中堅どころのIT会社に働く主人公は、保護猫の譲渡会で引き取った愛猫との二人(?)暮らし。仕事が恐ろしく忙しかったり、保護猫NPOの女性事務員にほのかな恋心を抱いていたりはするものの、総じて言えば質素で平凡な生活が続いていた。
しかしある日、身寄りのないまま亡くなった遠い親戚の骨壷を受け取ることになってしまった。親戚といえども会ったことはなくほぼ赤の他人。扱いに困っていると、愛猫に遺骨の霊が乗り移ってしまい、二人の奇妙な共同生活が始まる……。
試し読み
こちら(※外部サイト)をご覧ください。
与太話
元々は某賞の応募作として書いて、結果は散々でしたが、個人的には、作調やら表現方法などいくつかチャレンジポイントのあった作品です(うまくいったかどうかは別として)。シニカル性が強すぎたのかもですが、そういう作品が好きでしたら、試し読みだけでも覗いてみてください。
また、本作の登場人物と同名の人物が出てくる姉妹作品もあります(下部リンク)。もし宜しければそちらもお願いします。
あと表紙は、CGレンダリングをベースにしています(3Dモデルも自作)。他の頒布本だとフリーの画像を加工していましたが、そういう意味でも個人的チャレンジ要素の多い作品です(頒布版を作っているときは、WordよりBlender, Photoshopと格闘している時間の方が長かったという……)。
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