長月屋作品群 / 長月瓦礫様
※こちらは無料の試し読みのレビューです
【新刊】※この作品は1冊にまとめています。
天井の宇宙人/百年の透明から脱色できた日
【既刊】【旧刊】
試し読みの文章量が少ないので一つ一つの作品について十分に語れませんので、代わりにこれらの作品群に共通すること、長月屋様の作品の傾向について語りたいと思います。
ジャンルとしてはファンタジーに近い気がします。
ファンタジーの中にもいろいろありますよね。
そう、ハイファンタジーとローファンタジーです。
簡単に言うと
・ハイファンタジー→現実世界とは全く違う異世界で超常現象が普通に存在する世界が舞台
・ローファンタジー→限りなく現実に近いが超自然的要素が混在する世界が舞台
長月屋様の作品はそもそも現実世界からかけ離れていることが多いのでハイファンタジーですね。
ただ、ラノベにありがちな細かい設定はないように見受けられました。
たとえば、『奇々怪々』ですと人間と妖怪が共存していますが、異能が戦闘行為に直接結びつく訳ではありません。
某幻想殺しさんが登場するファンタジーラノベの金字塔を求める方とは相性が悪いでしょうが、最近話題の漫画である『果ての星通信』のようにファンタジーな世界観とそこに住む人々の生活を楽しみたいならおすすめですね。
レビュワー:キタイハズレ(文芸高等遊民所属・サイトオーナー)
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